1枚目の気付きと2枚目の気付き

 西洋の教会とその周りの風景の写真を見せ、気付きを書かせました。
 3分後ぐらいに5個以上書けてる子7人に、自分で選んで板書しました。
 その後、板書してない全員に1つずつ発表させました。
 それから、子どもの名前を読み上げ、
「2点です。~があるを少し詳しくできていましたね。」
というように、評定をしていきました。
 それから、板書されたものにも点数をつけていきました。

・窓が十字かの形2点
・前の方が円形にちかい形である。2点
・建物の色は黒と白。2点
・十字かは1個だけじゃない。2点
・窓がたくさんある。2点
・二つの建物がつながっている。3点
・屋根の上に十字かがある。2点

 板書せずに発表だけした子たちの方が、点は高かったです。
「屋根が黒で、壁が白に統一されている。」の意見を5点にしました。2つを比べ、さらに総合的な分析をしているからです。
 次に、日本の神社とその周りの風景の写真を見せて、気付きを書かせました。
 板書は、先ほど、書いてない子を先着9人書かせました。

・教会にはかいだんがなかったけど、神社にはかいだんがある。7点
・神社に十字かはない。7点
・この神社は木造2点
・さいせん箱が本堂の所にある。2点
・神だながある。1点
・神社の場所によって大きいやつのほかに小さいのもある。2点
・教会と比べると神社の方が暗く見える。
・屋根の形が前から見たら少し曲がっている三角形みたいな形3点
・西洋の教会とくらべると色が暗い。7点

 先ほどは、5点が最高得点なのに、一気に7点台が出ました。
「2枚目の写真が出たとき、1枚目の写真と比べてるだけで、5点を突破します。」
 2枚目が出たら、1枚目と比べて気付きを書くのが原則だからです。
 発表の中も7点が多かったです。「周りの木が西洋の教会は少なく、日本の神社は葉が生い茂っている」ことを指摘している子も数人いました。
 この後、西洋と日本とでのヘビの扱い方の違いを授業していきました。
 でも、西洋の教会と日本の神社の写真2枚だけでも、充分に授業は成立するものです。資料は厳選されたものがあれば、いいのです。

(2012.1.19)