教会での前夜式

 担任している子どものおじいちゃんがなくなったので、お通夜に行ってきました。キリスト教のため、正式には、前夜式でした。
 オルガンによる前奏によって黙祷が始まり、伝道師が司会をし、招詞と祈祷をしてから、賛美歌を歌いました。牧師の式辞(とても長い。20分近く)があり、また賛美歌を歌い、ご焼香ではなく、献花がありました。その後、また賛美歌を歌い、最後のお祈りがあり、オルガン伴奏で黙祷。最後に遺族代表の挨拶で終了です。約40分ぐらいかかりました。
 教会に入って気付いたのは、ふんだんに木が使われているところです。木で作られたイスと机(?)があるからです。
 考えてみると、昔の日本の家は、外側は木でも、家の中に木はほとんど使われていません。畳に直接座り、机やイスを使ってなかったからです。家の中に机やイスがあるのは、西洋の文明であり、木を使う分明なわけです。
 ところで、なぜ、教会は賛美歌という歌を歌うのでしょうか。
 仏教なら、お経です。でもそれはみんなが言うわけでなく、だいたいはお坊さんだけが言っています。一方、教会では、みんなで賛美歌を歌っています。そうすることで、一体感をつくろうとしていたのかもしれません。
 仏教とキリスト教の違いも検討すると面白いかもしれません。

(2012.1.27)