先生のための学校で、久保齋先生の体育のお話を聴きました。
これまで、立ちブリッジや倒立の指導を追試してきたつもりでしたが、お話を聴いてる内に、正しくトレースできてなかったことに気付きました。
例えば、倒立指導のとき、最初に壁逆立ちを子どもたちにさせます。
そのとき、教師が足を持って、子どもたちをあげていきます。
それをひたすら、体育の時間、2週間ぐらい続けるそうです。
自分でやりたがる子が出てきても、やらせないそうです。ここが違ってました。
もちろん、自分でピョンと壁倒立はできる子は出てきます。
でも、それを真似して、まだ不十分な子がやろうとすると、変な姿勢でやってしまうそうです。また、怪我にもつながるそうです。
ひたすら、教師が足を持って、壁倒立させていく内に、ほとんどの子がスッとさせられるようになったときがチャンスです。いっせいにピョンとさせてみると、ほとんどの子ができて、オーと歓声が上がるそうです。
「毎回、壁倒立をさせることで、筋肉を育ててる。」
というようなことも久保先生は言っていました。
早急に結果を求めてはいけないのです。子どもたちの筋肉までに意識をもち、そこが育った時点で、結果を一気に出させるわけです。
(2013.1.12)