ロッカーの秘密

 心斎橋にあるオアシスというスポーツジムに通っています。
 土曜は朝9時からなので、10分前ぐらいには着き、開くのを待ち、1番で入ることが多いです。
 空いていれば、器械や器具の待ち時間なく使えて快適だからです。
 土曜のジムで着替えるとき、ずっと気になってたことがあります。
 それは、鍵のかかったロッカーが数台あることです。
 1番に来てるのに、使われてるロッカーがなぜあるのか。
 思いつく理由は次の2つでした。

 ① スタッフが使っている。
 ② 不正使用。利用者が自分の荷物を置いていってる。

 ロッカーの内側に、自分の会員カードをはめると、鍵をかけて抜くことができます。この会員カードで受け付けを入退室します。でも、同じサイズのカードなら、ロッカーの内側に差し込むこともできます。
 ジムで使ってる記録カードに、コメントを書ける覧があったので、ロッカーのことを質問してみました。
 ちゃんと答えが返ってきました。
 ロッカーは数台ずつ、消毒をする、というのです。なるほど、納得です。

(2015.1.13)

 昨日の考現学に書いたジムの閉まったロッカーの話は、教室で話すネタとして使えるかなと思っていたのです。
 一つは、選挙の話。朝一番で選挙に行くと、ある特典があります。
 それは、選挙箱の中を見せてもらえるのです。
 これは、選挙が始まる前に不正な投票がされてないかを確かめるためです。
 朝一番のジムの更衣室の閉まったロッカーに不正のにおいを感じたのは、朝一番の選挙の話を知ってたせいでしょう。
 これまで得た知識が人に先入観を持たせるのです。
 もう一つは、そのなぞを放っておかないで、聞いてみることで、新しい真実を知ることが出来ます。
 聞かずにいれば、疑心暗鬼をかかえたまま、日々を過ごすことになります。
 人は先入観に左右されるもの。それゆえ、他の人に聞くことが大切なのです。
 人がまちがいを犯す原因の1つが、思い込みです。
 自分が思い込みをしてたように、他の人も思い込みをしているのです。
 それゆえに、人と人とは語り合い、思い込みを正していくといいのです。
 子どもは自分の少ない経験を元に、いろんな間違った思い込みをしてしまいます。それを指摘するときに、上記の話を使えるかもしれません。

(2015.1.14)