2段階の問題

「円と球」のまとめのれんしゅうに次の問題があります。

② 直けい8cmの円の中に、同じ大きさの
 円が2つ、きちんとはいっています。
  小さい円の半けいは何cmですか。

 この問題を解けない子が、3年生で半数以上(もっとかも)いました。
 一番多い答えが、8cm÷2=4cmというもの。これは、小さい円の直けいをもとめてるにすぎないのです。
 正解するためには、小さい円の直けいをさらに2でわって、答えの2cmを導き出さないといけません。
 この問題、よくつまずくので、あるクラスでは、ステップを踏んで、解き方を教えてみました。大きい円の半径を求め→小さい円の直径を問い→小さい円の半径を求める、という手順です。
 その後、教科書の問題をやらせても、ぼろぼろと間違えるのです。
 子ども達にとって、2段階ステップで解くということが難しい。
 ということは、二つの立式が必要な問題は、難問となりうるということです。

(1999.6.24)