Smoking Kid

 昨日のはやしの例会で、タイの生命保険のCMが感動的であることを中山さんに教えてもらいました。(思わず、うるっときました。)
 家で、「タイ CM」で動画検索するだけで、いくつもの感動的なCMを見つけることができました。
 そんななかで、「Smoking Kid」を見つけました。子どもがタバコを吸うCMかと思ったのですが、見ると全然違いました。
 タバコを吸っている若者たちのところに、子どもたちがタバコを手に持ち、
「火をかしてくれる?」
と声をかけるのです。
 そうすると、若者たちは誰もが、それを断り、タバコが体に悪いこと、大変な病気になることなどを子どもたちに言って聞かせるのです。
「じゃあ、あなた自身はなぜタバコを吸うの?」
と言って、子どもたちは若者に1枚の手紙を渡します。その手紙には、

あなたは、ぼくのことを心配してくれた。今度は、あなた自身の事も心配してほしい。

と書かれていたのです。その後、若者たちはタバコを捨てて、手紙を見つめながら考え、「タバコを止めたい」と電話相談した人が増えたそうです。
 授業でぜひ使ってみたいCMです。

(2015.1.25)

 タイのCM「SMOKING KID」を元に授業を組み立ててみました。

①「火をかしてくれる?」この人はなぜ火を必要としてるのですか。
②映像1…タバコを吸ってる大人にタバコの火を借りにいく子どもたち。(12秒)
③感想をどうぞ。
④大人たちはどうしたでしょうか。
⑤映像2…ダメと言い、タバコの害を語る大人たち。(23秒)
⑥タバコの害を教えてくれた大人たちに子どもたちは何を言ったでしょうか。
⑦映像3…「じゃあ、どうしてあなた自身はタバコをすうの?」と言って、手紙を渡す子どもたち。(12秒)
⑧手紙には何が書かれていたのでしょうか。
⑨映像4…『あなたは、ぼくのことを心配してくれた。今度は、あなた自身の事も心配してほしい…』と書いてあった手紙。(8秒)
⑩今観てきた映像は、タイで作られたCMです。全編(1分36秒)を観てみましょう。
⑪今日学んだことを書きましょう。

 1分36秒の映像から、12秒・23秒・12秒・8秒の計55秒をトリミングしてkenoteでコンテンツを作りました。
 タバコを吸う大人の気付きに依拠した実験ですね。

(2015.2.1)