ふりこの実験は順が大切

 ふりこの実験では、ふれはば・おもりの重さ・ふりこの長さの順で実験します。 啓林館の教科書では、私のやり方とまったく逆です。ふりこの長さを変えると、l往復の時間が変わるけど、おもりの重さやふれはばでは、1往復の時間は変わらないことが分かるわけです。
 一方、私のやり方では、ふれはばは、変わらない。おもりの重さも、変わらない。ふりこの長さは、変わるんだ。ふりこの長さで1往復の時間が変わることが印象づけられるのです。実験の性質からいっても、私の方が理にかなってます。
 ふれはばは、そんなに正確に測ってできません。しかも、ふってる内に、ふれはばが小さくなっていきます。でも、ふれはばが1往復の時間に影響を与えないならば、今後の実験で、ふれはばをそれほど気にする必要はないわけです。
 測定は、10往復を3回測って平均し、10で割って1往復の時間を求めさせました。ストップウォッチは、iPadのを使いました。小数第2位までの秒数が出ます。ノートに記録するときは小数第2位を四捨五入させます。3回分を合計、平均し10で割った数字も、小数第2位を四捨五入させます。すると、どこの班も、ふりこの長さ25cmなら、1往復の時間は約1秒ぴったりになるのです。
 教科書は、ふりこの長さ50cmを基準に実験してますが、25cmの方が実験しやすいし、ぴったり1秒になる驚きが生まれていいのです。

(2015.2.20)