仏の経済学者トマ・ピケティの書いた『21世紀の資本』が、今、話題になってます。さまざまな雑読で特集されているのです。
ピケティの調べたことによると、資本という富を持つ者はますます富を得、持たざる者との格差は広がっていくそうです。
「そんなこと、当たり前じゃん」と思うのですが、経済学の常識とは違う発見なんだそうです。
ピケティについて、堀江貴文氏が次のように述べています。
私はこの書籍を読んでいないし、特に読むつもりも予定もないので偉そうなことは言えないのですが、読んだ人の感想を聞く限りでは、貧しい人たちが「そうだ!」と言ってしまうような内容のようです。
マーケティング的にはうまくいっているのではないでしょうか。年収がそれなりに高いテレビのコメンテーターが「われわれ庶民は……」と言ってしまうのと同じで、圧倒的多数のルサンチマン(弱者の強者に対する憎悪や復讐心)を代弁する内容として受けがいいのでしょう。
現状に不満を持っている大多数の大衆を代弁するような主張が話題になるという指摘は、なるほどと思いました。
私自身は、あまり貧富の差を意識してないのですが。
(2015.2.25)