社会の学習は学年に関わらず、全員発表できるような授業の組み立てにします。
全員発表させることには、いくつかのねらいがあります。
① 授業には一人一人全員が参加すべきことを教えるため。
② 子どもに発言耐性をつけるため。
③ 子ども一人では気付けない学びを全員で共有するため。
国語や算数で全員発表を毎回するのは、無理があります。
社会・総合・道徳などは、教科の特質として全員発表させやすいのです。
5年の社会は、「世界の中の日本の国土」の学習から始まります。
人工衛星から見た地球の写真から、分かったことや気づいたことや思ったことで、全員発表させられます。
6年の社会なら、縄文時代や弥生時代の想像図で、気付きやちがいを全員発表させることができます。
河田孝文先生がされているように、課題について調べたことを全員に書かせて発表させることもできます。
覚えさせないといけない重要語句は、フラッシュカードで言わせたり、テスト前の問題づくりをさせるといいでしょう。
他の教科と違う展開だからこそ、子どもたちも飽きが来ないというものです。
(2015.3.11)