調理実習

 今日は、調理実習があった。サンドイッチ作りである。
 サンドイッチのための食パンやハム・キュウリ・玉子・バター・マヨネーズは学校の方で用意する。
 そして、それ以外に、はさみたい食材があれば、班で相談して持ってきていいことになっていた。
 すると、どうだろう。班によって、実に豪華な食材を持ってくるのである。
 チーズ・トマト・ウインナーなどは、まあ妥当なものだろう。
 しかし、カツ・牛肉・ステーキとなると、もう豪華すぎる。
 班によっては、一人あたり500円のサンドイッチもあったのである。
 親がよく、そんな高価なものを持たせたものだ、と少しあきれてしまった。
 でも、子ども達は満足そうに、調理実習をしていた。
 学校でパンを用意するといってるのに、余分にパンを持ってくる班もあった。
 そして、切り取ったパンの耳を砂糖とともに焼いたり、またフレンチトーストにしたりと、工夫して、食べていた。
 この食に対するたくましさは、脱帽というところである。
 今回の調理実習では、子ども達は実にエネルギッシュに動いていた。
 自分たちの得すること・興味あることには、骨身を惜しまず動けるところが、現代っ子っていう感じがしてしまう。

(1999.2.10)