高木善之氏の『地球村』ワンデイセミナーに参加した。
10時から18時、途中、休憩をはさんで、7時間に及ぶ講演である。
参加して、よかった。
高木氏は、地球環境に関して、実に豊富な資料を見せてくださる。
資料を見れば、一目瞭然、というところだ。
しかし、地球環境を救うことが本当の目的ではない、と言われる。
みんなが幸せになること、そして、みんなが幸せになるために、まず自分が幸せになることが大切だという。
今のような環境破壊を生み出す生き方こそを高木氏は問うているのである。
一番、今の自分に切実にきた話は、暴れて走り出した牛を止める話だ。
牛は500kgから1t近くある。
しかし、止めるときは、牛の正面に立って、両手をひろげて、止めるそうだ。 逃げ腰だと、ふっとばされる。殺気を抱いても、ダメ。
牛が暴れて走り出し、もし足の骨でも折ると、もう殺さなくてはいけない。
「おまえのために止めたい。おまえをけがさせたくない。」
という本気の思いで、止めにいった時、牛は止まるというのだ。
私は今の6年生に、本気で接してない。だから、切実に感じたのである。
(1999.2.14)