放課後、同和教育研修会がありました。
講師として、大阪府生野ろう学校・小学部教員の稲葉通太さんが、話をされました。
稲葉さんは、幼児の頃の事故で、小学2年から聴力を失ったそうです。
耳と脳をつなぐ聴覚神経がねじれてるらしく、高価な補聴器を使っても、全く聞こえることは、ないそうです。
補聴器が、全く役に立たない聴覚障害者も、いる。
全盲の人なら白い杖を持っています。足の不自由な人は車イスに乗ってます。 耳の不自由な人は、他の人が見てもそのことに気付かないことが多いそうです。だから、自分が聴覚障害者であることを隠してしまいやすい、と言ってました。「自分が聴覚障害であることに誇りをもって生きる」べきだといいます。
それゆえ、全盲の人の白い杖や、足の不自由な人の車イスは、自分の障害をアピールする道具でもあるのです。
では、聴覚障害者をアピールする道具は、何でしょうか。
それは「手話」なんだそうです。(話を聞けて、よかったです。)
(2000.2.16)