算数の教科書巻末には、「4年のまとめ」があります。
算数の診断テストをする前に、ここをやらせているわけです。
今日するところに、次のような問題がありました。
1次の( )の中から、①、②、③、④にあてはまるものをえらびなさい。
(正方形、長方形、平行四辺形、ひし形、台形)
① どの角も全部直角になっている四角形
② どの辺の長さも全部等しい四角形
③ 向かいあった辺が2組とも平行な四角形
④ 向かいあった辺が1組だけ平行な四角形
『小学算数4年下』(大阪書籍)
この問題を見せる前に、次のことをさせました。
ノートに、1つの辺が2cmの正方形をかきます。
できるだけ詳しくかいて下さい。先生は、それを見て、100点満点で、点数をつけていきます。
点数のつけ方は、次のようになります。
・正方形の図だけが描かれていたら、25点。
・正方形という図形名が書いてあったら、+25点。
・正方形の辺の長さが4つとも書き込まれていたら、+25点。
・直角の印が、4つとも描き込まれていたら、+25点。
計100点となります。
辺の長さが、2つしか書いてなければ、+10点という感じです。
20人以上の子が来て、やっと100点が来ました。
あとで、120点になった子もいました。正方形の面積も書いている子です。
100点の正方形を全員に紹介したあと、次に長方形を描かせました。
『長方形を描きます。長さは自分で決めていいです。100点になるように描きなさい。』
長方形で100点になった子には、残りの平行四辺形・ひし形・台形を描くように言っておきました。
そして、台形が描けた子から、黒板に板書させていったのです。
(黒板では、フリーハンドで描かせました。)
答え合わせをしたあと、やっと教科書の問題に入ったのです。
答えの確かめを子どもが描いたそれぞれの図形を見ながらできたのが、とってもよかったです。(でも、時間のかけすぎですね。)
(2000.3.1)