四苦八苦で108

 まだ通知票に、一文字も書いてないというのに、図書館からついついマンガを借りて読んでしまいました。
 弘兼憲史の『課長 島耕作』(講談社)です。
 この土・日で、1~5巻まで読みました。
(1巻目から借りられるというのは、図書館ではなかなか難しいのです。ただ、今回は5巻まで借りられましたが、次6巻からをいつ借りられるかは難しいところです。)
 サラリーマン社会がとてもリアルに描かれていて、とても面白い作品です。
 主人公が東京、ニューヨーク、京都、というように、転勤するので、そこでの体験がとても勉強になります。
 ところで、除夜の鐘を108回撞(つ)く理由を知っていますか?
 108が煩悩の数だということは、私は知っていました。
 ただ、108と「四苦八苦」がつながるとは、思っていなかったのです。

 人間は四苦八苦する。四九が三十六、八九が七十二、合わせて百八の煩悩がある。それで百八回撞くんやそうどすなあ。 ~5巻より~

(2001.3.12)