落ち研全国大会の二日目、私は六年生の分科会の世話人でした。
埼玉の赤堀嘉範先生と、京都の久保齋先生の報告は、ともに今の私の実践に足りないものを具体的に教えてくれるものでした。
赤堀嘉範「どの子にも確かな学力の基礎を~学力づくり、クラスづくりを通して人間形成を~」
①学級の中にクラス運営委員(男子3人、女子3人)を作り、クラス運営委員の提案によって、学級会が開かれていった。
印象に残った言葉は、
決められた学級活動の中で、討論してきた。
というものです。水曜日に学級活動を持ったら、その週はもう学級活動をしない、というように、決めていたそうです。
週1回でも、子ども達は、話し合って解決してきたことが誇りになった、といいます。
今、私が担任してるクラスが崩れた大きな原因は、話し合いを多く持ちすぎて、しかも何も解決しなかった、ということにもあります。
②教科学習を大切にしていく。
授業を成立させる基盤を作っていく。
基盤作りのために、落ち研実践が紹介されていました。
1.基本わり算ABC
2.漢字の読み、書字力
3.読書力
4.日本・世界地図、日本の歴史
5.体力と共に家事、仕事や課題
授業の流れも、算数と国語を例に、教えてくれました。
【算数】 【国語】
初め 基本わり算(5分) 漢字(5分)
中 教科書の内容 教科書の内容
終わり 学んだことを文でまとめる 音読・視写・聴写
やはり教科学習で、基礎・基本をしっかり押さえていく必要があります。
子どもに学力をつけるのが、私たちの仕事なのですから。
(2000.7.31)