肉食と腸

 第4回向山型授業作りセミナーで、河田孝文先生がされた模擬授業を思い出して書いてみます。なんとか、この実践を追試してみたいのです。

①「これは、何でしょう?」画面にシルエット。正解はハンバーガー。
②この後、シルエットとともに、計8つの食べ物が出てくる。ほうれん草・ステーキ・ひじき・ハンバーグ・大根(あと2つが思い出せない。)
③「好きな食べ物を2つ選びましょう。」
④挙手をさせ、人数を数える。学級なら、ほとんど肉類が選ばれるだろう。
⑤「肉の好きな人の腸がどうなっているか、見てみましょう。」
⑥胃カメラの映像が流れる。1つ目は、きれいな腸の映像。ピンク色。
⑦2つ目は、肉の好きな人の腸。緑っぽい。腸に肉のカスがつまって、腐っているということだ。
⑧3つ目、肉だけを食べる人の腸。黒っぽい。ただれている。
⑨肉を食べると、腸の働きが悪くなり、体全体が悪くなることをアニメーションで示す。
⑩「どうしたら、汚れた腸はきれいになるのでしょうか。」
⑪いろいろな食べ物が表示される。
⑫和食を食べるといいらしい。最初に、みんなが選ばなかったも食べ物。卵も牛乳も効果はないらしい。(ほ乳類は、他の生命体をとる体になっていないそうだ。)

 ちょうど、この日の昼食に、焼き肉を食べてきたところです。
 肉を食べ過ぎるとこわい、野菜や和食をしっかりとらなかくては、と、心の底から思えた授業でした。
 一回で、子どもの食生活に影響を与えうる授業です。
 どの学年でもできます。
 ぜひとも、追試をしたいものです。
 それには、腸の中の映像が、欲しいです。
 どこかで、手に入らないかな、と試行錯誤しているところです。
 とりあえず、河田先生の授業の元ネタとなっている、新谷弘実先生の本を図書館で借りてきました。

新谷弘実『胃腸は語る~胃相・腸相からみた健康・長寿法』(弘文堂)1999.7.15

 肉食に偏っているアメリカ人には、大腸ガンになる人が多いそうです。
 きれいな腸で生きていきたいものです。

(2003.3.11)