「10歳にも満たない子供が父親と喫煙する姿があちこちでも見られ、小中学校の校内でどうどうと喫煙するものまで見られて社会問題と化していた。」
これは、いつの時代のことでしょう。(実は明治30年ごろのことです。)
このころ、未成年の喫煙を禁止する法律はできていなかったのです。
未成年者喫煙禁止法が施行されたのが、明治33年(1900年)4月1日です。
この法律を作るのに奮闘したのが、根本正氏です。
あるホームページでは、根本正氏のことを次のように紹介しています。
明治期。剛力、短躯、クリスチャンにして英語に堪能。板垣退助に請われて愛国公党に参加。榎本武揚の命により移民政策のための現地調査に世界を馳せ、帰国後は代議士として活動。未成年の禁酒に関する法案を21年の歳月をかけ執念で成立させた男。未成年の禁煙、義務教育の無料化などの法案をつぎつぎと提出し、国会における彼の信念の戦いは続いた。
現在の未成年の禁酒・禁煙法、ヘボン式ローマ字、無料の義務教育はたった一人の男の奮闘からはじまったのだった... http://www.nurs.or.jp/~nemoto/nemosho.html
根本正氏について、調べてみようと思います。
(2005.2.14)