子どもに伝えたいこと

「子どもに伝いたいこと」と入力して、Googleで検索してみました。
 最初は、0件でした。
「伝え」の「え」を「い」にしていました。
 「子どもに伝えたいこと」だと、なんと1850件もあったのです。
 トップに検索されたのは、本多時生さんという方が作っている「幸せのホームページ」の中の『子どもに伝えたいこと・大人が考え直したいこと』というページでした。http://www.din.or.jp/~honda/TOKIDS2+.HTM

あなたは自分が苦しい時やつらい時に、自分を助けようとしてる?
ただ「苦しい。つらい」って言ってるだけじゃない?
悩み苦しんでいる自分をそのまま放っておいていない?
誰かのせいにするだけだったり、運が悪いと嘆いているだけじゃない?
「どうせ自分は××だから」って、あきらめていない?
苦しい時・つらい時には、自分を助けてあげよう。
そうしないのは、自分を大切にしていないってことでしょ。
いつでも自分を助けられるのは、自分だけなんだよ。

「自分を助ける」という発想は、ちょっとばかり新鮮でした。
 このページでは、まだまだ詳しく自分を助ける方法が書いてあります。
 しかも、子どもに語りかけるように書かれています。
「♪あんだんて♪レポート」というページも見つけました。「不登校をキーワードに子育てを考える親子支援ネットワーク」のページです。

 O中学校での家庭教育学級で京都大学大学院医学研究科社会疫学 助教授木原雅子さんのお話しをお聞きした。エイズ予防教育を専門にされていて、ご自身も娘さんがいらっしゃる女性である。エイズ予防教育を通してみる子どもたちを取り巻く環境、大人としてできることはなにかということをお話しされた。
(中略:荒井)
 性の意識に対する親の認識と子どもたちの意識のギャップは大きい。一般的に子どもたちのセックスに対するハードルが低くなっている。高校生はセックスがあたり前、経験していないと「遅れている」というコンプレックスを持っている。高校生は義務教育と違うから(こんなところに義務教育がでてくる)、女性は16歳で結婚できるって法律にあるからいいんじゃないのという発想があるらしい。男女の交際も「間がもたない」という理由で、つきあい期間が短いので回転が早い。
 日本の青少年の性行動の特徴を簡単に言うと活発化、性的ネットワーク化、無防備化であらわされる。意識調査によると、経験のあるなしにかかわらず、9割の子どもが「危ないことは危ないと教えてほしい」、7割の子どもが「困ったときの相談先がほしい」と思っている。高校生の7割はセックスの経験がないが、このことはメディアは取り上げない。そうでない3割に注目して情報がゆがめられている。大人も子どももメディアから流される情報が正しい情報かどうか冷静に見極めてほしい。

 都会・地方の区別なく、どの地域でも子どもたちがとても危ない状況である。15~19歳の中絶、性感染症は増加していて、エイズにかかりやすい準備をしているような状況だ。子どもたちに正しい性情報を提供するのも大人の責任である。「大人が真剣にかかわれば子どもは確実に変わる。目の輝きが変わります」とおっしゃる木原先生は、子どもの目を見て、ニコッてわらえるような教育を考えておられる。
http://www.ne.jp/asahi/oyako-net/andante/repo-040702seiishiki.htm

 喫煙防止教育に続いて、エイズ予防教育もやろうと考えています。
 ただ、エイズ予防教育によって、セックスに対する負の意識を持ってもらっても困ります。どう扱うかが難しいところです。

(2005.2.20)