エイズ指導、どこまで

 エイズの問題点は、感染した場合、免疫をつくる細胞がやられてしまう、ということです。普段ならならない病気にもなり、そのため死に至るということです。
 また、血液・精液感染で、人に感染させる可能性があることです。自分がエイズの感染者であることに気づかず、人にうつす場合があるのです。
 そして、エイズをなおす方法が見つかっていないことも大きな問題です。
 この問題を解決するのは、自分がうつらない、ということです。
 血液・精液感染以外は大丈夫なので、そこを気をつければいいわけです。
 さて授業として扱う場合、どこまで踏み込めばいいかが迷いどころです。
 コンドームを使った性行為について述べるべきかどうかです。
 アーニ出版の「小学生版 エイズ教育セット」では、うつらない事例とうつる事例を次のようにイラスト化じているそうです。

【うつらない】「せき・くしゃみ」「まわしのみ」「握手」「プール」「おふろ」「か・はえ」
       「けが」「歯医者」「食器」「だきあう」「キス」「トイレ」
【うつる】「注射のまわしうち」「性交」「母親の胎内にいるあかちゃん」

 注射のまわしうちについては言っておく必要があるかもしれません。

(2005.2.21)