明日,エイズの授業

 明日,6年生の学級で,エイズの授業をします。
 今,何も見ないで,エイズに関する,私の思いを書き綴ってみます。
       ☆            ☆
 人間の体には,免疫があります。一度かかった病気にかかりにくくする力です。
 赤ちゃんは母親から一時的に免疫をゆずりうけて産まれてきます。
 免疫の力がなければ,人間は目に見えない病原体に侵され,長く生きることはできないのです。
 重い病気にかかったり,高齢になると,その免疫の力が著しく弱まり,普段ならかからないような病気にかかって,なくなってしまうことが多いのです。
 人類を絶滅の危機に近づけた天然痘も,種痘という方法で防ぐことができます。天然痘の弱い菌を植え付けることで,体の中に天然痘に対する免疫を作るのです。
 エイズが,インフルエンザや天然痘とより恐ろしいと思えるのは何か。
 それは,エイズになると,体の免疫能力が破壊されていく,ということです。
 しかも,このエイズは,世界中で増加していってます。
 エイズは,エイズになるまでの潜伏期間が5年~10年ぐらいあります。
 その間に,他の人に写している可能性があるのです。
 エイズから身を守るのは,正しい知識とコンドームなのです。

(2005.3.9)