「ふりこをふって気がついたこと」からピックアップします。
・糸が長くなるとゆれる大きさが大きくなる。
・糸が短くなるとはばが小さくなる。
・糸を短くしたら重りが速くなる。
・同じ角度で動いている。
・同じはばの時はふれる時間も同じ。
・同じ重さだとふれる時間は同じ。
・長さを長くしたり短くしたらゆれている時間がかわる。
・重いほうははげしくゆれて、軽いほうははげしくゆれない。
・長いあいだ、とまらない。
・時計みたいにうごいている。
・ふりこは時計と同じようになっている。
・同じはばでふれる。
・高い所からふると勢いが強い。
・ゆれている時はブランコみたい。
・ふりこは重りが重いので重りに引っぱられて動いていた。
・下はゆれているけど上はゆれていない。
・ゆれる速さは強くしても弱くしてもいっしょ。
・ふっているとき、バランスがいい。
・初めは速くて、最後はおそかった。
・糸が短い時1往復するのが速くて、長い時1往復するのがおそい。
・ふれるはばが小さくなってもふれるはばが同じ。
・ふりこは高い所かはなした時と低い所からはなした時では高い所からはなした時のほうがふるのが速かった。
・高い所からはなした時の方がふっている時間がながかった。
・さいみんじゅつみたいにねむたくなっていく。
・鉄球でもビー玉でも左右同じはばでふれる。
・高さを変えるとふれはばがかわる。
ふりこをふらして観察させるだけで、このぐらいのことは気がつけるわけです。 ただ、これは科学的な計測ではありません。
次時では、ストップウォッチや計算機を使って、より正確に、1往復する時間を調べていきます。
ふれるはばを変えても、おもりの重さを変えても、1往復する時間は変わりません。そのことに驚けるのは、気付きをしっかり書いているからでしょうね。
(2006.2.23)
5年理科「おもりをふったとき」の中で、ふりこをふって気がついたことを書かせました。あるクラスの気付きを1人1つずつ紹介します。
1)てっきゅうとビーダマのスピードはかわらない(高島)
2)しぜんに止まる(村上)
3)色のついた、赤いビーダマは、180℃のところから、ゆらすと、約1分でとまる。(宮田) ※正しくは「°」(荒井)
4)糸を短かくした方が、ふる時間が短かい。(高木) ※正しくは「短い」(荒井)
5)重いほうはゆれがちいさかった(辻)
6)だいたい同じぐらいのそくどでゆれている。(藤本)
7)糸をながくするとかるうごいてるように見えた。(宇都宮)
8)鉄球は、強くふったら、はじめは、70°でゆれているけどガラス球は、強くふっても、すぐ60°とか30°になる。(今井愛)
9)糸を長くすると、ふれるはばがおおきくなっていく。(駒田)
10)下は広くふれているがうえはそんなにふれていない(出口)
11)だんだん見ているとねむくなる(原)
12)ふりこのげんりだ(石部)
13)すごくかるくすると止まりそうなぐらい(名畑)
14)支えている所もいっしょにゆれてる(酒井)
15)重いほうがゆれているじかんが長い(岡)
16)かるくするとゆれる回数がおもいたまより早くなる(中川)
17)おもりをつけたら糸がピーンとのびた。(桂)
18)おもりの重さをかえても、10おうふくする時間はかわらなかった。(今井直)
19)かるい方がとまるのが早い。(大田)
20)糸を長くするよりも小さくする方がはやい(森)
21)ふれるはばが左右おなじ角度になっている(中野)
22)ふりこの長さを変えるとふれるはやさも変わる。(池田)
23)鉄球は長くふれてガラス球は短くふれる。(竹澤)
24)おもりはとけいみたいにおごいてる。(中村)
25)てっきゅうは長くもつ(川端)
26)てっきゅうとガラスだまてはそくどがちがう(岩雲)
27)ぶらんこみたいなうごきをしている。(西浦)
28)角度が高いとはやさがかわる(山本)
29)ひもを長くするとゆれがおそくなる(堂園)
30)糸を短かくするとゆれるスピードが速くなった(山村)
31)糸の長さを短かくするとふれるはばが短かくなる。(蔭山)
この気付きを持たせた上で、実験へと入っていきます。
(2007.2.15)