「今日学んだこと」を書かせる良さが、いくつかあります。
第1に学びの再確認ができることです。
学んだことを文章にして書くことで、しっかりとした復習になります。
特に理科では、実験の様々なところに目が映ってしまい、結局その実験で何を学んだのかというのが、おろそかになることがあります。それが「今日学んだこと」を書かせ、数人発表させることで、何を学んだのかを全員に知らせることができるのです。
第2は、評価を全体の場でできることです。
書けた子から「今日学んだこと」を読ませ、その学びに対して、「思っていることがないなぁ。」「学んだことが1つ足りないなぁ。」「よし完璧。」というように評価することができます。その紹介と評価が本人と他の子の学びにつながるのです。
第3は、授業を楽しいと思う子が増える、ということです。
思ったことを最後に書かないといけません。そうすると、「面白かったです」「またやってみたいです」という感想が書かれることが多いのです。作文なんかでも、最後に必ず「楽しかったです」と書く子がいるのと似ています。
教師と関係がわるければ、「つまらなかったです」と書くのかもしれませんが。
(2006.2.26)