班での磁力実験

 理科「電磁石のはたらき」で、電流計を使い、乾電池1個と2個での磁力の違い、100回巻きと200回巻きでの磁力の違いを実験します。
 個人で実験をして気づいたことを書かせる時間はとったので、今回は、班で実験させることにします。
 使うのは、班で1人の実験道具です。
 この時、大切なのは、使う乾電池は、教師の方で貸すということです。
 誰か1人の電池を使えば、その子の電池だけが減ってしまいます。電池が減ると、ロボドックを完成させたときに動かない可能性もあります。
 誰か1人の電池を使うことになると、どうしても弱い子の電池が使われる可能性もあります。また、電池を使う子がもったいない、という思いのまま、実験に取り組むことになってしまいます。
「乾電池を教師が貸す」だけで、実験はスムーズに展開するのです。
 全員を立たせ、電流計をつないだ回路ができたところから座っていいことにしました。とにかくみんなで協力する、という体制を作らせるのです。
 実験の結果は、班ごと、黒板に書かせました。
 それを見ると、電流を強くしたり、巻き数を増やすと磁力が強くなっていることがはっきりと分かるのでした。

(2007.2.6)