捨てることは決断力

 家の中に物があふれて困っています。もう一件、家を買おうかとも妄想してしまうぐらいです。でも、収納スペースが増えれば増えるだけ、物が増えていくというものです。
 中谷彰宏『スピード整理術~頭のいい捨て方・片づけ方60の具体例』(PHP2000.8.17)の1ページ目を読み始めると、「捨てなくちゃ」という思いが高まって、少し行動にうつることができました。

 整理をすることで、あなたは決断力がつきます。
 捨てることはかなりの決断力を必要とします。(中略:荒井)
 誰でも「とりあえず取っておくというモノは、なしにしよう」と言われたら悩みます。
 捨てるか捨てまいかという時の決断は、買うか買うまいかという時とは比べものにならないほどの大きなエネルギーを必要とします。(中略:荒井)
 決断力を鍛えるためには、「捨てる」という行為が大事です。
 捨てないと決断力がどんどん鈍っていきます。
 すべてを保留することは、あなたの生き方に反映します。
 今あなたが机の上にとりあえず何でも取っておいているなら、あなたに降りかかっているすべての問題を後で考えようと山積みにしているに等しいのです。
 これは、あなたの人生の問題を山積みしていることになります。(中略:荒井)
 モノを捨てることで、あなたにエネルギーが生まれます。
「エイッ」と捨てた時、その反動で大きなエネルギーがグンとわいてくるのです。
(中略:荒井)
 何を残すかを考え、いらないモノをどんどん捨てていくと、どうしても捨てられないモノが残ります。
 最後に残ったモノがあなたに必要なモノです。(P.1~6)

 方針を3つ立てました。

 (1) 捨てられるモノは、ただちに捨てる。
 (2) 捨てるか捨てないか迷ったモノも、捨てる。
 (3) 捨てられないモノをいつでも使えるように整理する。

 捨てられずに残しておいたものの中には、10年以上も使っていないものもあります。そういうものも捨てるべきなのです。
 捨てるか捨てないかで悩むことに時間をかけるのはもったいないです。
 まずは、捨てられるモノ探しをやっていこうと思います。
「ヤフーオークションに出せば売れるんじゃないか。」
「ブックオフに引き取ってもらおうか。」
というような捨てない理由も生まれてきそうです。
 そんな理由も捨ててしまうべきなのでしょうね。

(2007.3.30)