「相互扶助」考

 明日、6年生で「生命保険」の授業をします。谷先生の実践の追試なのですが、「世の中は様々な相互扶助で成り立っている」ことを最後に強調したいのです。

【相互扶助】
1互いに助け合うこと。
2生存競争を生物および人間社会の進化の要因とするダーウィン主義に反対して、 生存競争よりもむしろ自発的な相互の助け合い、協同関係を進化の要因とした社 会学説。クロポトキンによる。

 例えば、信号機にしろ道路にしろ図書館にしろ、個人がそれを設置したり建てたりするのは無理があります。それを今の社会では、税を納めることで、それらのお金が使われて、みんなの生活が豊かになるようにできています。
 ただインターネットには、次のような意見も書き込まれています。

相互扶助は一見世の中の為に良い事だと思えますが、税で行うところに問題があるのです。高額所得者が負担しているにもかかわらず、税金という名で行われるものですから、国家からただで享受できると勘違いする愚かな人が多くなるというデメリットがあり ...(http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1414844089)

 日本の税金は、累進課税なので、たくさんかせいでいる人ほど、たくさんの税金を払うことによって多くの人を助けていることになります。

(2008.3.13)