いわゆる外国人は、何かの神様を信じて祈っています。
サッカーの選手は、PKをする時に、十字を切って祈ります。
でも、失敗しても、十字を切って祈るのです。
(神様、失敗をするという試練を与えてくれて、ありがとう。)と祈るです。
一方、日本人は、祈ったのにその願いがかなわないと、(せっかく祈ったのに、神様なんかいなんだ)と思ったりします。
このような具体的な例えを飯田先生は、うまく使われます。
飯田先生は、ご自分のことを無色透明だと言います。都合のいい時だけ、神社にもお寺にも行くそうです。飯田先生の生きがい論は、宗教ではないのです。
「人生について分かってもらうためには、心理学について少し知る必要がありま す。この○が人間の心だとします。心にはフタがあって、顕在意識と潜在意識 があります。潜在意識には、人生についての様々な情報があり、人は知らず知 らずの内に影響を受けているのです。」
よく分かる例え、笑いを呼ぶウィットに富んだ話、そして、上記のような学問的な話など、実に多彩に変化をつけて、飯田先生は話されます。
「ものの考え方だから、使えそうだと思ったら、使えばいい。」というのが、飯田先生の基本方針です。だから、受け入れやすいのかもしれません。
(2003.6.2)