大学講座を聴く

 今、iPodのiTunesUアプリで、大学の公開講座を聴いています。

1)橋場弦「古代ギリシャの城壁と疫病~防ごうとしたもの・防げなかったもの~
 城壁は敵の攻撃を防ぐのに役立つ。しかし、伝染病が起こったとき、城壁によって伝染病がより広がりやすくなる。防ごうとして築いた城壁は、伝染病を防げなかったという歴史のお話でした。面白いです。

2)山中伸弥「人間万事塞翁が馬」
 大学時代やインターンの時代、アメリカでの研究の時代、iPS細胞を見つけるにいたった時代の話が、面白かったです。話がうまいです。

3)吉見俊哉「戦後日本におけるアメリカニズムと権力」
 なんで、日本はこんなにも親米なのか。その謎を解き明かすお話です。

4)沼野充義「ロボットとSF」
 ロボットの語源は、ペルシャ語(?)のロビタ(働く)から来ている。アシモ
フのロボット3原則は、安全・役に立つ・長持ちを表している。面白い。

5)苅谷剛彦「福祉国家の変容と「成熟」~大人になることの難しい社会と教育~ 
 福祉国家が充実したゆえに、なかなか大人になれない社会になってしまった。豊かさが、逆に成熟を阻害するわけです。

 他にも聴いたのですが、内容があまり思い出せないのでもう一回聴きます。

(2012.2.13)