iTunesUで視聴した松沢哲郎(霊長類研究所教授)「人間とはなにか:チンパンジー研究から見えてきたこと」が面白かったです。思わず、2回連続で視聴しました。
1)猿がいるのは、日本だけ。それゆえ、霊長類研究は日本が最先端。
2)チンパンジーはヒト科の動物なので、一人二人と数える。
3)チンパンジーの利他的行動。道を渡るとき、屈強な若者が左右の確認をし、道の安全を確認してから、年老いた者や幼い者が渡っていく。その間、若者はみんなが渡るのを見守り、しんがりをつとめる。
4)チンパンジーは、4,5年に1回子どもを産む。子どもが成熟するまで、次の子は産まない。子どもは親を独り占めできる。それゆえチンパンジーに年子はいない。
5)瞬間的な短期記憶は、ヒトより、チンパンジーの方がすぐれている。
6)チンパンジーは、教えない。子どもは見てまねる。
7)チンパンジーの森を守るために、原住民のためのトイレや学校を建てる。
8)猿やチンパンジーなどの霊長類は、四肢動物。
9)人間は四肢動物が平原を歩くようになって、足ができた。
10)直立歩行によって、道具を使えるようになったは、誤解。
紹介されるチンパンジーの映像が、授業でも使えそうな機がします。
(2012.2.16)