青の洞門の授業

 道徳の副読本『生きる力6年』の「青の洞門」と「にくしみをこえて」を授業しました。
 話し合いの机にして、句点交代で「青の洞門」の全文を読ませました。
 ノートの半分に折らせ、タイトルを書かせ、次の問いを出しました。
「主人公は誰ですか。」(了海)
「了海はこのお話で何をしましたか。」(岩の洞窟を掘った。)
「なぜ掘ったのですか。」(人殺しの罪を償うため。)
 この後、感想を書かせ、数人に発表させました。
「このお話の続きがあります。」それが「にくしみをこえて」です。
「今度は、了海に殺された主人の息子が出てきます。」
 先ほどと同じように句点交代で読ませました。
「主人公は誰ですか。」(実之助)
「実之助は何をしに来たのですか。」(了海を殺しに来た。)
「なぜ殺さなかったのですか。」(了海の行動に感動したから。など)
 この後、感想を書かせて、発表させて、終了です。
 お話自体に力があるので、上記のような流し方で充分授業になります。
 問題は、これを子どもの生き方に転化できるかです。

(2012.2.21)