伝記「手塚治虫」で、大切な言葉は何かを考えさせています。
大切な言葉とは、どんな言葉をいうのかを改めて、私自身が考えてみます。
1)その言葉が出てこなかったら、そのお話が成立しない。
2)その言葉が、作者の伝えたいメッセージを表現している。
3)別の言葉で、置き換えられないもの。
例えば、「マンガ」で考えてみましょう。手塚治虫といえば、マンガとは切っても切れない関係です。ただ、作者のメッセージを考えると、マンガは「好きなこと」「得意なこと」に置き換えることができます。
では「戦争」は、どうでしょう。これも、「問題」とか「困難」に置き換えることができます。
「好きなこと・得意なことで、問題や困難を乗り越えることができる。」
というメッセージにすることはできるのです。
では、「得意」は何かに置き換えられるでしょうか。
置き換えたとしても「上手にできること」「うまくできること」であり、意味は同じです。
「好きなこと」「得意なこと」「問題」「困難」は上位概念であり、その具体例でお話が綴られていると考えることもできるのです。
(2013.3.1)