公害の学習では、次のことを一環して教えました。
問題を解決するために、法律を作ってもらうといい。
いくら工場に、有害な煙を出さないで下さいと訴えても、
「そんなこといっても、そうしないと商売ができない。」
「他の工場でも出してるのに、うちだけに言われても。」
みたいに、無下にされることが多いです。
世論の多くが、公害に対して厳しい目を持つようになり、やがて法律ができれば、その法律の規制によって、有害な煙を出す工場は経営できなくなります。そうすると、有害な煙を除去する装置をつけることになったりするのです。
公害の学習の最後に、ドレーズテストを受けるウサギの写真を紹介しました。
本来なら、ドレーズテストに反対かどうかで討論させるところなのですが、今回は、授業の終わり10分ぐらいで扱いました。
「この動物実験を止めさせるには、どうしたらいいでしょうか。」
と問うと、いろいろ意見が出た中で、
「禁止する法律を作ってもらう。」
というのが、ちゃんと出てきました。
法律を作ってもらうのは難しいのですが、そこを目指して動くといいのです。
(2013.3.13)