高齢者福祉の学習に役立つ本

 高齢者福祉の学習をするにあたって、次の本がとても参考になります。

一番ケ瀬康子/監修 『ふれあうことから始めよう高齢社会がわかる本 
 くもん出版     総合的な学習福祉』全6巻  2001年4月発行
1『「年をとる」って、どんなこと?』
2『高齢社会って、どんな社会?』
3『町や住まいにあるバリア』
4『高齢者をささえる福祉の仕事』
5『日本と世界の高齢者福祉』
6『ノーマライゼーション だれもが生きがいを感じられる社会に』

 子ども向けで、写真も豊富にあって、分かりやすい本です。
 例えば、1巻の中で、お年寄りにいろいろな話を聞くところが載っています。そこでの質問が、使えます。

●小さいころ、どんなことをして遊びましたか。
●小学校時代の友だちと、いまでもなかよしですか。
●いま、いちばん楽しいことは、なんですか。
●心配なことって、ありますか。
●子どもたちにつたえたいことは何ですか。
●小さいころ、どんないたずらをしましたか。
●学校で楽しかったことはなんですか。
●わたしたちと遊べますか。
●家のおてつだいはしましたか。
●こわかったことはなんですか。
●学校でしかられたことはありますか。
●小学校のころの思い出を教えてください。
●いま、いちばんうれしいことはなんですか。
●年をとって、よかったことはなんですか。

 こういうのは、高齢者施設を訪問する前に、子ども達に質問例として、紹介できそうです。
 4巻には、高齢者施設を訪問する時の心得が書いてありました。
「老人ホームなどの高齢者の施設は、特別な場所ではなく、そこを利用する人た ちがくらしている場所だということをわすれてはいけません。」
この6冊は、とっても使えますよ。

(2003.6.29)