河田流社会授業のシステム化

 河田先生は、社会の教科書を使って授業をシステム化されます。

1)赤囲みを書く。(毎回同じなので、すでに書いている児童が多い。)
2)赤囲みの中に、課題を書く。(例:歌舞伎はどのように広まっていったか。)
3)教科書や資料集で調べたことをノートに箇条書きしていく。
4)全員が1人1つ意見を板書する。
5)テンポ良く全員が自分の意見(板書のもの)を読みあげる。
6)指名なしで質問していく。(質問された人は答える。)
7)その様子を見て、教師が次時の討論の課題を発表する。(次時は討論。)

 2の課題は、教科書のページ左上にあるものを使うそうです。
 全員書くことになってるので、事前に書くことを調べてくる子も出るのでしょう。「全員書くから子どもの力がついていく」と河田先生は言っていました。
 6の指名なし質問は、子どもたちで行っていく授業となります。すぐに答えられないときは「少し待って下さい」と言ったり、「私の意見に賛成の人は手をあげてください。私を応援してください。」と他の子に助けてもらったりもします。 教師は何もしなくてもいいと、河田先生は言ってましたが、子どもたちが調べている以上のことを知っていなくては、次時の討論の課題を考えることはできないでしょうね。

(2014.3.7)