円を描くとき

 落ち研のメンバーで、小学館の別冊『いちばんわかりやすい図形問題の指導』というのを書くことになっている。私は3年生編の担当である。
 5月10日が締め切りだが、今日(4/5)に、それぞれ8割ほど仕上げて、検討会を持つことになっている。私の家でやるのだ。
 監修は、桝谷雄三氏である。
 桝谷先生は、名だけの監修ではない。ほんとに、しっかり見てくれる。
 以前の時も、私が見落としてるような書き間違いを指摘してくださった。
 今日も、いい指摘をしていただいた。
 例えば、コンパスによる円の描き方である。
 私のでは、時計でいえば、10時ぐらいのところから、円を描くようになっていた。しかし、それでは、円をぐるっと描くときに、最後の方で描きづらくなるそうだ。

円は、(時計でいえば)8時のところから、右回りに描くといい。

 8時のところから、描く方が、描きやすいのだそうだ。
 こういうのが、まさに「指導のポイント」なのである。

(1999.4.5)