最初の体育の授業は、いつも体育館でするようにしている。
背の順に並べる
担任の先生が指示してくださった。「だいたい、背の順に並んでごらん。」と、子どもに指示したあと、白線の上に1列で並ばせた。
そして、横を向く。
それから、教師の方で高さの違うところを指示して、直させていくのである。(背の順を決める時には、帽子をぬがせておく。これは次の伏線でもある。)
二列をつくる
「今から言う人は赤組です。」一人おきに頭に手を置いていく。そして、その子たちは赤帽をかぶる。あとの子は、当然白組になる。
このあと、二列にする。
二列に並ぶ練習
ここからは私が指示した。
「向かい合って。では、握手。隣の人をよく覚えましょう。」
「ジャンケンをします。ジャンケン、ホイ!」
「負けた人は勝った人をおんぶします。はい、5歩あるく!」
このあと、私は別の場所に移動。
「集合!10,9,8,…3,2,1,0!前へなれ!」
ちょっとだけばらけさせたあと、また集めるのである。
「よし、よくできたね。」
またまた、私は移動。
「集合!10,9,8,…3,2,1,0!」
今度は、「前へなれ」を言わない。自分ですすんで「前へなれ」する子が出てくるからである。その子をほめ、並んだあとは「前へなれ」をして間隔をあけることを教えるのだ。
このクラスの子ども達は、とてもしっかりしていて、この集合の時は、ほとんどの子が指示されてないのに、「前へなれ」をしていた。大いにほめた。
この二列に並ぶ練習は、いろんな運動をさせたあとに、何度もくり返した。
リズム太鼓と笛
リズム太鼓を使って、体育館の中を歩かせたり、走らせたり、スキップさせたり、いろんな動きをさせた。
教師が笛を吹いたときや、太鼓をドン!と大きくたたいた時は、次の指示を聞くために、静かにする、ということも教えた。
その後、四列並びをさせ、二列と四列で交互に集合の練習をした。指(ゆび)指示(指4本で四列、2本で2列、パーなら立つ、グーなら座る。)
カエルの足打ち、冷凍人間など、楽しいこともした。(つづく)
(1999.4.13)