学力研夏合宿で、久保先生の講演を聴きました。
「自分は今、履修主義になっている」ということに気づかされました。
履修主義というのは、「教えるべき内容を教えたらいい」というものです。
授業の中で、次の3つの点の向上をめざすべきだと、久保先生は言われます。
1.授業の構成力(教師自身)
2.学習規律(子ども)
3.学習能力(子ども)
1の授業の構成だけを考えて授業してはいけないのです。
日々の授業の中で、子どもの学習規律を少しでも高めていくのです。
名前を呼ばれたら返事をする、とか、大きな声で音読しようとする、とか。
学習能力とは、個々の子どもの伸びです。
定規がうまく使えるようになる、とか、1つ2つの気付きしかできなかったのに10ぐらいの気付きが出せるようになるとか。
昨日より、今日、ちょっとでも進歩があれば、クラスはどんどんよくなっていきます。授業をうまくするだけでは、クラスは変わっていかないのです。
(2004.6.20)