神田昌典監修/起業家大学著『図解[非常識に儲ける人々]が実践する 成功ノート』(三笠書房)2003.5.10の前書きには、次のようなタイトルがついています。
この本には、大きな欠点がある。
しかし……、
こう書かれると、その欠点というのが知りたくなります。
分かりやすいことである。
分かりやすいために、一回読んだだけで、分かったつもりになってしまう。
そう勘違いされることが、この本の最大の欠点だ。
パラパラめくるだけで、成功法則が頭に入ってしまう。
この本は、それだけ分かりやすくつくられている。 (P.4)
欠点といいつつも、この本の長所を述べているのです。
これが、たんに「この本はとても分かりやすくできています」と、書かれていたら、どうでしょう。「ふうん、そうなんだ」で終わったことでしょうね。
この本の前書きのような言い回しをどこかで使ってみたいものです。
(2003.4.29)