みんなでメモコピー

 昨日は、私の家で、新学期準備例会をしました。
 私の家に、教育書がある程度そろっているので、新学期にそなえて読みたいものを読んでもらい、コピーするなり借りるなりしてもらおう、という企画です。
 ただそれだけでは、例会として、物足りません。
 そこで、今回、次のようなことをしてみました。

《準備》『教室ツーウェイ』の4月号を全部、昔の『学級経営』4月号をあるだけ、学級作り関係の本を数冊
①1人A4用紙を1枚ずつもらう。
②準備された方を適当に選び、目を通していく。
③気になるところ、役立つところを見つけたら、A4の紙にメモしていく。
④メモする時は、№(ツーウェイなら)やページ数を明記する。
⑤1枚書き終わったら、あとは自由に本を読む。
⑥全員が1枚を書き終わったら、それを参加者数分だけコピーする。
⑦コピーしたものを全員に配り、書いた人が読みながら補足説明する。

 これは、いい方法です。よく学べます。参加者が多いほどお得です。
 見本として、私はあらかじめ1枚書いておきました。

№63 「すばらしい授業とは」
P.9 ①楽しい。
②頭をいっぱい働かせる。
    ③心地よい緊張感がある。
(例) ア、漢字さがし
     イ、口に二画つけ加えて
   P.25ウ、都道府県クイズ (例)動物の名前の入った県は?
P.42 泣いてる子がいた場合(授業中)
    「具合が悪いの?」
    「何か言われたの?」
    「どうしてもくやしかったら泣き終わってから言いにきてね。」
    (授業終了)
    「さっきのことは、もういいのですか。」
№168 P.22 エ、交換の法則 4+2,4m+2,……
      オ、正方形はいくつ
    P.24カ、○○しい
№101 P.12 「から」の授業~学校はまちがえる場~
    P.16 多数決が正しいとは限らない
        さとう→塩→白いチョークの粉
    P.22「たとえどんな小さな発言も、必ず授業に役立ちます。
       たとえ小さな一本の木でも、家を建てるのに役立ちます。
       おしゃべりは、持ってる木をまき散らすようなものです。」

 この方法で、一番勉強になるのは、メモを書いてる本人でしょうね。
 まずは、メモに値するべきものを本から探します。
 それは、自分にとっても、役立つ内容のことです。
 さらに、それをメモすることで、その内容が頭の中に残ります。
 そして、みんなの前で補足説明することで、より確実に、自分のものとすることができるのです。
 ところで、私の場合は、もとの本を持っているから、内容の詳しくは、その本を開いて読めばいいです。
 でも、他の人は違います。
 家に帰ると、そのメモだけを見て、内容を推察できなければいけません。
 それゆえ、メモを書く時は、3日後に読んでも、何のことが書いてあるかが、分からないといけないのです。
(その書き方は難しいですけれどね。)

(2004.4.4)