得意技を

 黒崎健時『必死の力、必死の心、必死の闘』(泰流社)は、伴先生お勧めの本です。黒崎氏は、極真空手の師範をつとめていた人です。
 一カ所引用します。(今日、図書館に返すので。)

一つのことが誰にも負けぬほど習得できるようになって、はじめて他のことがやれる身体や心の構えができるのである。一つのことを習得するということは、その競技の本質に深く触れるということであり、そうなれば、他のことも習得しやすくなるわけである。(P.128)

 広く浅くより、狭く深くがいいわけです。
 今回、私は理科だけを教えればいいわけですから、自分の得意技を一つ作るチャンスがきた、ということにもなります。
 伴先生が上記の本を推薦したことより、推薦できることに感銘を受けています。 本の書名は『必死の力、必死の心、必死の闘』です。
 今を必死の力・必死の心で生きていない人は、気軽にこの本を人には推薦できません。伴先生のお仕事ぶりを見ると、まさに、この書名通りの生き方をされているなぁ、と思ってしまうわけです。

(2004.4.25)