脈拍数と寿命

 脈拍とは、次のような意味です。

 心臓の拍動によって生じる動脈壁の振動が末梢血管に伝播されたもの。動脈が体表近くを通る部位に触れることができ、心臓の拍動とほとんど一致するため、脈拍の遅速・硬軟・整不整などで心臓の状態がわかる。脈拍数は成人では一分間六〇~八〇、小児ではこれより多い。
                                                   ~スーパー大辞林より~

 要するに、脈拍というのは、心臓の動きを表してるわけです。
 ここまで書いていて、動物の脈拍数について思い出しました。昔、『ゾウの時間・ネズミの時間』という本を読んだ覚えがあります。一生涯に打つ脈拍数は、全ての動物で同じ、というものです。
 短命なネズミは脈拍数が高く、長命なゾウは脈拍数が低いのです。
ちなみに、ネズミは1分間に300回。猫や犬は200回。
 馬は30回。ゾウは20回。
先ほどの本の作者・本川達雄氏によると、ほ乳動物の心臓を打つ回数は、15億回だそうです。
 ハツカネズミは1分間に600~700回打ち、寿命は2~3年。脈拍20回のインド象は、70年近く生きるそうです。
この計算で行くと、人間の寿命は約26歳だそうです。(延命されてるのです。)

(2005.6.6)