もやし参観授業

 今日は5年理科の学習参観があります。4月は普通、担任が授業をするものですが、担任病休のために、私がすることになったのです。
 このクラス、今週の水曜日に、種の発芽実験をさせました。
 一週間ぐらいたたないと、その結果は出ません。
 結果が分かっていない段階で、次の成長の授業をしていかなければいけません。 昨年とは、多少組み替え、参観用にもアレンジしてみます。

①詩「うとてとこ」を暗唱させる。
②「鵜は鳥ですか。ハイかイイエで答えてください。」
③「生き物ですか。」「食べ物ですか。」「植物ですか。」「遊び道具ですか。」
④20の扉をして、もやしを当てさせる。
⑤「もやしは種が発芽したものです。」
⑥もやしをスケッチさせ、気がついたことを書かせ、発表。(拡散的発問)
⑦もやしを作るのに必要なものを書かせ、発表。
⑧もやしを作る映像を見せる。
⑨もやしに日光を当てるとどうなるか想像させる。(集中的発問)
⑩正解の映像を見せ、今日学んだことを書かせる。

 鵜が鳥かどうかを聞くのは、20の扉へのつなぎです。

(2006.4.28)

「子どもが全員活躍してましたよね。」と、授業を参観された教務の先生が言ってくれました。拡散的発問もおかげでしょう。
 もやしをスケッチさせた後の気付きで、次のようなものが板書されました。

・ねっこがほそながい。(茶圓)   ・きいろいところがわれている。(早川)
・まっすぐなものとまがっているものがある。(廣田)
・さきについている種が黄色。(鐘撞)
・豆みたいなものがインゲンマメににている。
・大豆から葉が出ている。(田中)  ・もやしはいろんな形をしている。(高木)
・先が2つに分かれている。(児玉) ・もやしはなんでくねってるん?(沖)
・中が少し茶色になっている。(乾) ・シャキシャキしてる。(上田)
・でっぱりがある。(田部)     ・葉っぱがある。(伊藤)

 もやしは豆が発芽したものです。根っこがあり、茎があり、小さな葉っぱがあります。スケッチして気付きを書くだけでも、十分学習になるのです。
「もやしに水をあげたらどうなるか」では、見事2つに意見が分かれました。
 参観者の意見も2つに分かれましたから、いい発問なのでしょう。

(2006.4.29)