○○はこの町に必要か

『小学社会3・4年上』(大阪書籍)は3年生用で、『小学社会3・4年下』は4年生用となっています。3年4年で教える内容を入れ替えられるようにしているのでしょう。でも、ややこしいです。
「1わたしのまちはどんなまち?」で、一番左端の女の子が次のように言ってます。これがそのまま、マルチ発問に使えそうです。

「家から学校に来るまでのあいだに、何があるのかな。」

 通学路が違えば、出てくるものが違います。通学路の違う子は、他の通学路の子が出すものに興味を覚えることでしょう。
 ここで、この学習で、何を教えるべきか、考えてみます。

 自分の住んでいる町をよく知り、いろんな店や施設が自分たちのくらしを支えるためにあるんだということに気づく。

  上記のねらいを達成するのに、前述のマルチ発問は有効です。
 さらにねらいを深めるためのセレクト発問を考えてみます。

「○○はこの町に必要ですか、必要じゃないですか。」

 例えば、八百屋さん。子どもは必要だというでしょう。ここでは教師が対立者となって、「スーパーでも野菜が売ってるからなくてもいいよ」ということをいって、必要である、ということを子どもに言わせていくとよさそうです。

(2007.4.2)