時間を守る

 6年『生きる力』の「スポーツを通して」の授業をしました。

①連れ読み→一人読み(場面ごとで区切りながら)
②板書:     を守る 「   に入る言葉を書きなさい。」
③「待ち合わせで、何分までならゆるせますか。」
④「何分遅れたことがありますか。」
⑤板書:Time is money 「どういう意味ですか。」
⑥「時間が大切だ、という理由を3つ書いたら持ってきなさい。」
⑦「どんな時なら時間を守らなくていいですか。」
⑧福知山線の事故の話をする。時間を守ろうとして命を守ることを忘れた。

 ②では、「時間」と「規律」が出ました。
 ③では、「1時間までなら許せる」という子が1人だけいました。
 ④では、「2時間遅れた」という子がいました。
 ⑥では、以下のような理由が出されました。

・予定通りにやる事ができないから。(田中)
・時間を守らなかったら友達がきえる。(山本)
・ほかの人のめいわくになるから。(久田)
・テレビがみれない(乾)
・人間生きるのにかぎりがあるのにむだな時間をすごしていたらもったいない。(石田)
・人を心配にさせないため(奥原)
・友達をまたせて仲が悪くなる。(阿河)
・みんなにめいわくかける。(糸井)
・約そくを守る事と同じことだから。(船倉)
・まっている人をこまらせる(上田)
・時間がないとなにもできない。(早川)

 1つも書けない子がいたので、1回目手を挙げさせ、「次は立ってもらうからね」と予告して、2回目は立たせました。
「道徳の本の話を参考にしてもいいです。時間を守らないといけない理由が思い ついたら、すわって書きなさい。」
 この後の発表の時、もう時間がなかったので、
「時間がもうないので、時間がもうないので、時間がもうないので、黒板のだけ を発表してもらいます。」
 子どもに板書させると、授業に広がりが生まれます。
「テレビが見れない」なんて理由は、私では思いつきませんでした。
「5分遅れたからといって、テレビが5分待ってくれますか。」
というように問い返しができるのも、楽しい展開でした。

(2007.4.19)