5年生最初の家庭科は、「お湯をわかしてお茶を飲む」実習から入りました。
初めて習う教科ですから、子どもたちは期待を持っています。
教科書の流れであれば、一日の生活をふりかえり、家の中で「衣食住」に関わって、どのような仕事があるかを発表し合う活動から入ります。
授業としては、多様な答えが出て、それなりの授業にはなるでしょう。
でも、初めての家庭科にはふさわしくないです。
まず教室で、句点交代で最初の頁から1人ずつ読ませていきます。数ページ行くと、お湯をわかしてお茶をのもう、というところになるので、
「今日は実際にお茶を飲みます。」
と、宣言し、その後、ガスコンロの使い方やお茶の入れ方を連れ読みし、その後、家庭科室に移動したのです。
ガスコンロの火を交代で全員につけさせてから、次々と準備させ、お湯をわかさせ、お茶を入れさせ、飲ませました。
片付けが合格した班から、教室に戻させ、ノート1ページ分の感想や気付きを書かせました。(余ったら、教科書を写すことにしました。)
子どもたちの感想を読むと、「来週の家庭科が楽しみです」みたいなことをいくつも書かれていました。次は、裁縫道具を使わせる予定です。
(2009.4.20)