もやしの授業

 もやしを布袋に入れ、20の扉で当てさせました。(20問では当たらず。)
 気がついたことを3つ書かせてから、もやしをスケッチさせ、全員に気付きを発表させました。もやしの作り方や日光を当てたらどうなるかを考えさたのです。

【もやしを見て気がついたこと】
・もやしのそだちかたがきになる。
・きいろい豆がある。
・もやしのきいろいところにかわがある。
・かたちがくねくねまがっている。
・きのこのにおいがする。
・タチウオみたい。

 次に、「もやしはどうやって発芽させるか」を問題として出し、予想させてから、もやしを発芽させるビデオを見せました。もやしは、日光の当たらない暗い所で水をあげて発芽させ、7日間で収穫するのです。
 ここから、「発芽に日光は必要でない。」を確認。さらに、
「もやしに日光を当てたらどうなるか。」を問うと、次の予想が出されました。

 ア しぼむ(かれる) 8人    イ べつのものになる 4人
 ウ 大きさはいっしょ(はえかわる) 1人
 エ 種にもどる 3人      オ かわらない 4人
 カ 小さくなる 3人      キ すくすく育つ 0人

 キの「すくすく育つ」は私が出したものです。どうやら予想外だったようです。

【今日学んだこと】
・もやしが育つとは…。一回育ててみたいと思った。
・もやしには日光が必要だと分かった。すくすくのびるのは日光があるとき
・今日、もやしの勉強しました。発芽するときは、日光はいらないけど植物の成長には日光がいる。
・日光に当たらなかったらもやし(食用)、日光に当たったらもやし?(草)になる。

 ビデオ(映像)で、日光を当てたもやしがすくすく葉を広げて育つ様子を見せました。まさに別の物に変わったようにも見えます。それゆえ、イとキを正解としました。(実際は別の物になったわけではないのですが、食べるもやしではなくなったのも確かです。)
 この後、赤で次の定義を書かせました。
「植物の成長には、日光が必要。」
 実際、一つの事例だけで、定義などは言えないのですが、研究ではなく、時間の限られた授業なので、よしとしましょう。
 授業後、もやしを食べてる子が数人いました。

(2009.4.28)

 まだ見てなかった子どものノートからの抜粋です。

【もやしを見て気がついたこと】
・ねっこがある。      ・きいろいとこは、ふたばにみえる。
・白くて細長い所がある。  ・子葉みたいなのは黄色い。
・もやしは、くきみたいなところがツルツルしてる。
・下にぶつぶつがあるから根っこと思った。
・黄色いたねみたいなのがついてる。
・はしに豆みたいな物がある。
・長いもやしもあったりみじかいもやしもある。
【今日学んだこと】
・暗い部屋にもやしをおいて、横に光をあてたら、そのほうこうに育って、すごいと思った。
・発芽に日光は、必要ない植物もあるけれど、成長には、日光が必要。もやしに日光を当てると、べつのものになる。
・植物の発芽には、日光が必要ないけれど、成長には必要であるのがよく分かりました。日光を当てると葉が出てきて、日光のほうに向く、というのが分かりました。

(2009.4.30)