いじめの授業

 今日が最初の道徳の授業です。
「いじめとは何か。」と板書し、「これはいじめだと思うことを番号を打って、5つ書けたら持ってきなさい。」と指示しました。

・五人組で一人になぐったりけったりすること
・その人の欠点をせめること       ・なにかの理由でひいきする。
・こじんじょうほうをいう。
・みんなが遊んでいる時にいれてくれない。
・「えきす~」とかを言う。       ・1人対2人以上で、けんか。
・一人きりになる。           ・全員でムシする。
・つくえの上にしねとかちょうこくとうでほる。
・つくえをみんなではなす。       ・いやがらせとかを言う。
・その人だけ別にする。
・悪口を手紙に書きこんでつくえにいれる。
・その人にだけ、きつい言葉を言う。   ・差別。
・自分の物をかくされる。        ・はみごにする。
・命令をする。             ・人の物をふみつぶしたりこわす。
・かくれんぼとかでおにをさせて、だれかの家であそぶ。
・いやなことをやらせる。        ・かげで悪口を言う。

 1つ1つの意見を扱った後、いじめはヘビの脳(生命維持)・ネコの脳(感情)・ヒトの脳(知性)のどこを攻撃するかを話しました。(正解は、ヒトの脳。だから、いじめは自殺へとつながる。)
 また、自殺した子の遺書に、いじめた子の名前が書かれていた場合、引っ越しをしなければならなくなったり、親は会社を辞めなければならなくなったりすることも話した。
 一回目の道徳で「いじめ」を扱うのは、「いじめは赦さない」という私の意志を表したものです。(始業式の日に、「いじめは赦しません」と話しています。)
 というのも、現在のクラスには、5年の時、となりのクラスでいじめられていた子がいるからです。一年間の中で数回、靴を隠されたり、水泳でパンツを隠されたりしたからです。
 日々の生活を見ていると、その子を避けるような素振りをまじめな女の子でさえしています。
どこかで、それらの事象を取り上げて、追求せねばと思っています。
 ただ、その前に、クラス全員に、「いじめはダメだ」という共通認識をはかっておきたい。そのための今回の授業なのです。
 要は、戦いのための布石です。いじめをした子に、私が絶対に勝つための最初の手(先手)を打ったわけです。(先手必勝ですから。)

(2010.4.19)