点対称な図形の作図が難しかったです。
対応する点を見つけるには、1つの点から対称の中心を通って、同距離に、もう1つの点をとります。定規で長さを測って、同距離にする方法もあれば、コンパスを使う方法もあります。
この後、別の点も、全て対称の中心を通った同距離に対応の点をとります。
常に対称の中心を通るので、図がごちゃごちゃになってきます。
そして、問題はここからです。対応する点をつないでいくのですが、その点のつなぎ方が難しいです。
つなぐ順をまちがえると変な図形になってしまいます。
点対称な図形をある程度、予測していないと描きにくいのです。
今回、教科書の図形を黒板に投写し、子どもたちの前で描き方を説明しながらやりました。でも、説明しながら、難しさを実感してしまいました。
各点と対称の中心までの距離が、簡単な整数であるような図形で、まずは点対称な図形の描き方をマスターしてから、難しい形の図形を描かせるようにすべきでした。
あと、教科書は、綴じの部分が邪魔になって、定規を使いにくかったです。
点対称な図形だけは、プリント学習も必要かもしれません。
(2011.4.22)
この前、点対称の作図の難しさをこの考現学で書きました。
次の日の朝のことです。点対称をまちがえず作図する方法が思いつきました。
対応する点に番号を打っていく。
実にシンプルな解決方法です。
最初、半分の図形のそれぞれの点に、一筆書きでなぞる順に番号を打っていきます。1,2,3,4という具合にです。
次に、それぞれに対応する点を見つけて、1に対応する点を①とし、2,3,4なら②、③、④と書き込んでいきます。
そして、最後に、①②③④の順で点を結んでいくのです。
ちなみに④は最後に1とつながって、完成となります。
明日は、教科書を閉じさせて、前回やった教科書の点対称の作図をこの方法で、もう一回やらせてみます。実際にやってみないと、この方法がうまい方法なのかは確かめられないのですから。
今回のことで、悩みを書き込むことの効果を実感しました。
書き込んだ後、別のことをしていても、頭の中はこの問題を考えているわけです。賢い頭脳を持っているんだと、自信をもっていきましょう。
潜在能力を信じていきましょう。
(2011.4.25)