言いたいことはあるけれど

 4年生の国語の研究授業がありました。気が付いたことを箇条書きします。

① 学習規律を身につけさせようという意識が教師にない。音読で、本が寝ている子も、そのまま読ませている。
② 全員の学習能力を高めようと意識が教師にない。手遊びをしている子も注意されずにいる。発言しない子は発言しなくてもいい授業である。
③ 教師のしゃべりが多すぎて、何を問うているかが明確でない。授業が何をめざしてされているのかが見えてこない。迷子の授業である。
④ ノートに書かせないから、頭の中で問いと答えを覚えている子しか発表できない。
⑤ 子どもの解に対して、すぐに教師がコメントを言う。それが解の誘導につながっている。

 研究討議会もあったのですが、パスしました。(小の研究授業だったので。)討議会で上記のようなことを言っても敵を作るだけですから。(若い教師ならば、将来のために言いますが。)
 素直に相手の批評を受け入れないような人に言っても仕方がないのです。

(2005.6.30)