合同とは?

 5年算数で、図形の合同を学習します。日本文教出版では、

 ぴったりと重ねあわせることができる2つの図形は、合同であるといいます。

と書いてあります。手作業で確かめるしか分からない定義はおかしいと思ったので、辞書で調べてみました。

【例解学習国語辞典】
②二つ以上の図形が同じ形、同じ大きさで、ぴったり重ね合わさること。
【旺文社標準国語辞典】
二《数》幾何学で、二つ以上の図形の形・大きさがまったく同じでぴったりと重ね合わせられること。
【小学百科大事典 きっずジャポニカ】
 2つの図形があり、1つを移動してもう1つに重ねるとぴったり重ねあうとき、2つの図形は合同であるという。
【ブリタニカ国際大百科事典】
(1)初等幾何学での合同 2つの図形F1,F2が、運動によって、ちょうど重ね合わせられるとき、F1,F2は合同であるという。

 どの定義を見ても、「重ね合わせる」というキーワードがありました。
 実際に、重ね合わさせてみる作業が必要である、ということです。

(2014.4.2)