昨年度は、時間ができなかったことを今年度はできました。
例えば、5年の「花から実へ」という単元は、花粉を顕微鏡で観察したり、めしべのべとべとをさわったりします。
2班ずつ、カボチャの花壇に連れていきます。(待っている子たちは、顕微鏡の絵と名称を写しています。)
おばなを見せながら、
「これは、おばな・めばなのどっちですか。」と問います。
ふくらんだところがないので、おばなです。
おばなのおしべを見せ、セロテープに花粉をつけさせます。
次に、めばなを見せます。
そして、全員に、めしべをさわらせます。べとべとしていることを体感させるのです。
(べとべとしているのは、花粉をつけやすくするためです。)
花粉をとったセロテープをスライドガラスに貼り、顕微鏡で見させます。
花粉の黄色く丸い粒が、よく見えます。
「花粉症になるの、分かるはぁ。」
と、つぶやいた子がいました。教科書の写真だけでは出てこない感想です。
こうした観察は、エピソード記憶として残るのかもしれませんね。
(2005.7.1)